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『魂の脱植民地化とは何か』-4-「ねばならない」から「自然とできてしまった」へ

深尾葉子さんの『魂の脱植民地化とは何か』で印象に残った点を
紹介するシリーズの4回目です。これで一区切りにします。

第三章の終わりのpp. 137~138に書かれている
魂の脱植民地化,魂の呪縛・アダルトチルドレンの傾向からの解放
に向かうためにどうすればいいのかの
ヒントになっている部分を取り上げます。

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大学の研究室で教える必要が本当にあるのは?

あくまで私自身の感覚ですが,
大学の研究室で教える必要があるのは

  • 本人が元来もっている感覚で「仁」の学習サイクルを回すことの大切さ
  • このサイクルを阻害するものとそれを避ける方法
  • 自分が感性と論理のどちらが出やすいか,出にくいほうを補うこと

そして,

  • 必要に応じて文章やプレゼンといった表現のスキルを少々
  • 実験やシミュレーションのスキルを少々

じゃないかと思います。

「そして」の前が「主」で
後に書いたのが「従」です(だからあくまで「必要に応じて」「少々」)。

自分も周囲の人も本来もっている感覚を活かすような
行動を促せるように少しずつでもしていきたいですね。

政治への不信感が教えてくれることは?

政治家のお金に関する不正や公約とは違う政策が進むなど
政治への不信感をもっている方もいると思います。

この根本原因は何で,
それは私たちに何を教えてくれているのでしょうか?

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「自由」とは「選択肢」が多いことなのか?

「自由」とは何か?
と聞かれたら何と答えますか?

「選択肢」の多さをイメージする人もいるでしょう。
しかし,これは本当に正しいのでしょうか?

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大人は人格も能力も完成して固定化されているわけではない

その辺のクマ8thシーズンを見ると
大人がこれ以上変化の余地のない
固定化された状態にあるわけではないこと,
必ずしも合理的な行動をとっているわけではないことがわかります。

その辺のクマ8thシーズンvol.01~03,ジニーフレーム公式開発ブログ
Youtubeの8th-1シーズン再生リスト
Youtubeの8th-2シーズン再生リスト
Youtubeの8th-finalシーズン再生リスト
(公式ブログ上での動画公開は終わってしまいました)

大学生だとちょっと遅いかもしれませんが,
社会人になる前に社会人のおかしな振る舞いを
知っておくのは意義があります。

大人に叱られてもセルフイメージを下げたり
無価値感・罪悪感をもったりする必要はありません。

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ハラスメントとは一体何か?

セクハラ,パワハラ,アカハラといった
「ハラスメント」という言葉を見聞きすることがあると思います。

大抵は特定の言動=ハラスメント
という認識ではないでしょうか?

でもハラスメントがどうかは受け手が決める部分が大きいです。
特定の言動を挙げていってそれさえ避ければいい,
というのはどんどん窮屈になるだけです。

ハラスメントの根本を考えると,
相手の爬虫類脳を作動させて,
「仁」のオープンな学習回路から遠ざけてしまう

言動のことなんじゃないかと思います。

『論語』に「礼」という概念があります。
ハラスメントでない状態というのはこの「礼」が
実現されている状態です。

これは「調和した人間同士のやり取りのあり方」です。
調和した状態は相手や状況によって無数にあります。
だからこれができていたら「礼」と固定化はできません。
固定化されたマナーや礼儀を守っていることとは無関係です。

論語の内容は安冨歩さんの著書や動画をご覧いただくと
理解が深まります。

■安冨 歩 『論語』という革命思想

爬虫類脳が活性化すると学習回路が閉じてしまうのは
その辺のクマ2ndシーズンでよくわかります。
(残念ながら動画は公開が終わってしまいました)