カテゴリー別アーカイブ: 英語

英語論文やプレゼンの習得や練習に役立つ教材,勉強法,気をつけるといいことを紹介していきます。

学校の勉強は土台にはなるけど実践には不十分だしアップデートも必要

次のツイートを読んで感じたことを記しておく。
学校の勉強は現実世界の活動の土台にはなる。
だがそれだけでは不十分。
実務で実践しながらの学びを上乗せする必要があるし,
時代が変わって学びをアップデートする必要もある。

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英語の成り立ちの背景の一端が見られる記事

次の英語のつづりがどのように決められてきたのかは中々興味深かった。
こういうの読むと文学の研究も面白いじゃんと思う。
短期的にお金を生む要素は小さいだろうけど。

圧倒的腹落ち感!英語の発音と綴りが一致しない理由を専門家に聞きに行ったら、犯人は中世から近代にかけての「見栄」と「惰性」だった。,DMM英会話Blog

言葉には単語や文字だけで見るとわずかな情報量しかないようにみえるが
背景には言葉にしつくせないものがあるのを感じた。

また,文系学部が役に立たないから縮小しろというのは短絡的に感じた。
探求したいことを探求できる場の多様性は残したほうがいいと思うなあ……。

探求したい,学びたい,面白そう,これが研究のきっかけの第一で
役に立つのは二の次なんだろうなあ。
探求の”結果”として役に立ってしまうのは大いに結構だけど,
「役に立つ」しかも「今すぐ」を研究の最前面におくのを
“強要”するのは違う気がする。


ときにはこのブログとその周辺に置いてある英語テキストを並べておこう。
興味があれば覗いてみてほしい。

英語論文のチェックポイント(PDFファイル)
英語論文の書き方・英語プレゼンの学習法(PDFファイル)

後者は内容を大幅に増補して,紹介した書籍と関連させながら
論文を書くときの英語でつまずきやすい点を例とともに解説している。
Kindle Unlimietd対応でDRMにしている。

英語も日本語も否定文より肯定文で表現しよう

ちょうど卒論・修論・博士論文等をまとめている方が多くなる時期です。
大学によっては英語でまとめるように規定されていることもあるでしょう。

拙著Kindle電子書籍『Stylebook わかってもらえる論文の書き方』の内容を
気軽に学びやすいようにTwitterのBotにしています。
これを紹介しつつ,わかりやすい文章を書くコツをおさらいしておきます。

これを電子書籍にまとめたものもあります。 Kindle Unlimitedの対象でDRMフリーです!!

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英語の比較表現の四つの注意点

比較級は中学校の英語でも習う要素ですが,
研究の論文でも比較をしながら考察することは多いのでよく使います。
ただ,論文英語のほうが表現が複雑なのでよく間違えやすい点があります。

日本語の感覚では不自然でなくても英語では不自然になる点もあります。
日本人だけでなく留学生でも間違えることがあります。

その4点をここでは紹介しておきます。

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その英語名詞は数えられますか?主語と動詞の数は一致していますか?

英語論文を書いていて文法のミスにつながる要因として
次のような日本語特有の性質があります。

  • 数で名詞や動詞の形が変わらない
  • 冠詞の概念がない
  • 主語がなくても不自然に感じにくい

これらが原因となって英語論文を書くときに次の点を
忘れてしまいがちです。

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廣岡慶彦:理科系のための実践英語プレゼンテーション [CD付改訂版],朝倉書店 (2014)

以前これの入門編を紹介したことがあるのですが,
実践編もCD付改訂版が出ているのに気付いたので
あらためて紹介しておきます。

英語プレゼンの準備をするために発表原稿を準備したいが
どう書いたらいいかわからない,話し言葉の決まり文句がわからない,
という状況からスタートする方もいるでしょう。

さらに,発表原稿を「書く」のはいいのですが,
書いているのでどうしても「書き言葉」に寄ってしまいます。
英語発表に慣れていない方にはどう見ても話すのに無理のある原稿に
なってしまう可能性も高いです。

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中学・高校の英語も英語論文・プレゼンの大事な土台

このブログもおかげさまで多く方の読んでいただいているわけですが,
普段大学で目の前にする学生さんよりも
英語の学力の幅も広いはずです。

英語論文やプレゼンについて学ぶための書籍を紹介する記事や
(たとえば「博士課程の学生さんに英語を効果的に学んでもらうために」)
自作テキストをこのブログでは公開したり,
Kindle電子書籍『英語の論文執筆・プレゼンに役立つ本40選』に
まとめたりしていますが,
カバーし切れていない範囲があることを認識したので
追記しておこうと思います。

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英文を書いたらスペルチェックをかけよう,ただしそれも万全ではないことも認識しておこう

大学の教員をしていると
どんなところで英文のミスが生じやすいかの
情報が蓄積していきます。

スペルチェッカーをかけると防げるミスも多いです。
他人に英語を見てもらう場合,
スペルチェックをかけてから見せましょう。
(書き上げると安心してこれをするところまで意外と気が回らないものです)

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小村照寿:明快に伝える英語ライティングの技術,三修社 (2006)

The Elements of Style
Style: The Basics of Clarity and Grace
を以前このブログでも紹介しました。
(>>前者の紹介記事,>>後者の紹介記事))

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