タグ別アーカイブ: 論理

実用的な哲学を一気に学べる―山口 周『武器になる哲学』

『武器になる哲学』を読んで研究者をしていた身として
とくに印象に残った項目を挙げておく。

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楽しむ,怖がるといった「感覚」を得てもらうためにできる論理的な工夫がある

もちろん面白い作品を作るのに「感性」は必要だが,
100%感性だけでするのではなく
土台には言葉を中心にしたノウハウとしての「論理」があるのを感じた。

このように感性が重要と思いがちな分野の背景にも
ロジカルなノウハウがあるのを知るのは楽しい。

論理と感性の両輪を回すことの大切さを改めて学ばせてもらった。

論理的に考える能力を高める前に感性を取り戻したほうがいい場合もある

論理と感性のどちらが無意識に出やすいかは人によるのだが,
本来感性が出やすいはずなのに
(この記事の最後に挙げる動画でいう「霊媒タイプ」),
世間の「~すべき」「……はダメ」のせいで
感性にフタをされてる人が多いんだろうな。

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自分のアタマで考える先にあること

次のちきりんさんのツイートを読んで
「考えること」について感じたことを書いておきます。

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裏切るのも協力し合うのも人間の本質ー甲斐谷忍『LIAR GAME』

人間は他人をだましたり裏切ったりします。
その一方で協力しあって大きなことを成し遂げもします。

『LIAR GAME』を読んで,
この両面が端的に描かれていると感じました。

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少し調べたり試行錯誤したりすればわかることを教えてしまうことは相手の失敗する権利を奪うことになる

大学の研究室で学生さんと話していると,
少し調べたり試行錯誤したりすればわかることを
むやみやたらに相手に教えてしまうことは相手の失敗する権利
さらには失敗を通じた学びの機会を奪う可能性があるな,
と感じています。

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プレゼンの練習をして自分が違和感をもったところを直そう

この時期は大学の研究室で学会や国際会議のためのプレゼンの練習をしたり
実際の学会で発表をしたりする機会が巡ってくる方も多いでしょう。

プレゼンの練習で他人のアドバイスを参考するのもいいのですが,
自分で話してみて違和感をもったところを自分なりに直していくのが
自分らしくエネルギーを乗せて話すのに効果的と考えています。

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論理的に理由を説明しきれない自分の人生で起きていること=神秘的なこと

この地球上には70億人以上人間がいます。
一時的に似たような経験をすることはあっても
人生全体の流れで見ると
同じ人生は二つとありません。
これだけ多様な人生が生じる理由を論理だけで説明するのは無理です。

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