『武器になる哲学』を読んで研究者をしていた身として
とくに印象に残った項目を挙げておく。
タグ別アーカイブ: 論理
楽しむ,怖がるといった「感覚」を得てもらうためにできる論理的な工夫がある
漫画のように感性が重要と思いがちな分野の背景にも論理的なノウハウがある。面白さを感じてもらうために論理的に工夫する例がたくさん出てくる。
■中川いさみのマンガ家再入門/第41話 セックスシーンは脱いだパンツから始めるな!!,モアイ https://t.co/ewpoEMHIHI
— 青木宣明 (@nobu8aoki) 2017年7月19日
もちろん面白い作品を作るのに「感性」は必要だが,
100%感性だけでするのではなく
土台には言葉を中心にしたノウハウとしての「論理」があるのを感じた。
このように感性が重要と思いがちな分野の背景にも
ロジカルなノウハウがあるのを知るのは楽しい。
論理と感性の両輪を回すことの大切さを改めて学ばせてもらった。
論理的に考える能力を高める前に感性を取り戻したほうがいい場合もある
自分のアタマで考える先にあること
次のちきりんさんのツイートを読んで
「考えること」について感じたことを書いておきます。
知識と思考のどっちが大事か、みたいな話をしてるわけではありません。どっちも大事に決まってる。理解すべきは、このふたつは全く別物だということ。知識を得て、考えた気になってては思考力は一生つかない、という話。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2016年12月20日
「自分のアタマで考えよう」に書いたように、「自分のアタマ」で考えるのが思考、「他者がその人のアタマで考えたことを学ぶ」のは知識。思考と知識はぜんぜん異なるものです。知識を得たい人と、思考力を身に付けたい人がやるべきことはまったく違う。ってことを理解しておきましょう。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2016年12月20日