タグ別アーカイブ: 論理

競争は万能ではない,コンテンツ作りには論理も感性も必要―川上量生『コンテンツの秘密』

アニメーション作品を主な題材に

  • コンテンツとは一体何なのか?
  • 多くの人を惹きつけるコンテンツがもつ性質は何か?
  • コンテンツの作り手はどう考えているか?

が論理的にまとめられた本です。
とくに印象に残ったことは二つありました。
それについて感じたことを書いておきます。

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味の素のビンに書かれたパンダの絵から論理と感性の統合の大切さを学ぶ

おととい,昨日とマイクロ化学プロセス分科会の
第7回討論・交流会に参加してきました。
講演もさせてもらいました。

この会を綿密に準備された分科会の役付け幹事の皆様,
ご参加された皆様,ありがとうございました。

1日目の四日市にある味の素の工場の見学と
2日目の討論会で私がした論理と共感の両方が大事だ,
という話を絡めて書いておきます。

リバースマップのテキストはこちらにあります。
討論会で話した内容の理解を深めるのにつながればと思います。

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三部けい:僕だけがいない街,角川コミックス・エース

時流に乗るのは必ずしも私自身の成功法則ではないのですが
多くの人を引き付けるものはどんなもなのかを味わうことも
自分には必要だと感じています。

主人公が同じ時を繰り返すというアイデアは
ほかの物語にも出てくるものですが
(少し前に紹介した『魔法少女まどか☆マギカ』にもこの要素はある),
全然陳腐さは感じませんし,
真犯人との対決を緊迫としたものにしてくれています。

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誰を信じるのか

自分のあり方は最終的には自分の内側から感じ取って選んでいくことになります。
しかし,周囲の人のあり方を参考にすることはできます。
色々な人に依存したほうが自立しやすいのもあります。
(多くのものに依存するほど自立するという命題は
安冨歩さんの『生きる技法』がとても参考になります。
>>当ブログの紹介記事1回目

じゃあ,誰を参考にする,依存する=どんな他人を信じるの?
ということになります。

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感性・エネルギーがあるから論理・テクニックが生きる

このブログではプレゼンや文章のテクニックを紹介しています。
右のサイドメニューの閲覧数上位に来る記事にも
これに関するものが多いです。

ただ,テクニックは先に立たないのではないかと感じています。
テクニックは論理といってもいいです。

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研究プレゼン・論文でもストーリーは大事だがこだわりすぎると……

人が話を聞くとき,文章を読むときに
ストーリーがあったほうが引き込まれやすいですし
結果として理解できる可能性も高まります。

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なくても構わないことはたくさんある

固定観念を外していくと
「…でなくても構わない」ことはたくさんあります。

  • 他人に迷惑をかけても構わない,
    自立していると認識しやすい状態でなくても構わない
    (もう少しソフトに言うと,他人に助けてもらっても構わない)
  • 他人と無理につながらなくても構わない
  • マイナス感情になる瞬間があっても構わない
  • 勇気がなくたって構わない
  • 行動できないときがあったって構わない
  • すぐに決められないことがあったって構わない
  • 伝えたいことが伝わらなくても構わない
  • 他人と自分の考えや感性が同じでなくても構わない
  • 理屈・論理・合理的な理由(言葉として表現できる理由)がなくなって動いて構わない

■参考
坂詰圭吾:【KIJ-ロンドン】「他人に迷惑をかけてはいけない」という嘘。いばや通信
http://ibaya.hatenablog.com/entry/2015/06/25/095930

自分にとっては重要だと感じるから教えようと思えるが相手にも重要とはかぎらない

教員をしていて何か教えようと考えるとき,
「自分」にとって大事だと思ったから
「他人」にも伝えようというのが起点になることが多いです。
ただ,これがあだになることもあるなと感じます。

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