タグ別アーカイブ: 合理的な神秘主義

自分のアタマで考える先にあること

次のちきりんさんのツイートを読んで
「考えること」について感じたことを書いておきます。

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固定観念を強化する表現に世界は満ちているがそれを破る表現も存在する

固定観念につながる表現は世の中に満ちていますし,
固定観念に従うことがより求められているように
錯覚してしまいそうになります。

でもこの一方で,
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魂のフタがないことを特定する言葉で表現できる条件がない

昨日の記事に追記です。

言葉で特定的に表現できる条件が満たされれば
ありのままの魂がしたいことをしていることになる
というのが通用しない
のも魂のフタから自由になろうとする上では
いかんとしがたい点だと思います。

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深尾葉子:魂の脱植民地化とは何か,青灯社 (2012) -1-外部規範を自分の感覚と思い込まされるのが魂の植民地化

この書籍もモラルハラスメントが起こる仕組みと
その呪縛から脱する方法が書かれています。

「魂の植民地化」と「モラルハラスメント」は実質は同じことです。
人それぞれが本来もっている魂の感覚を「否定」され,外部規範を「強制」され,
外部規範から導き出される判断が自分の感覚と思い込まされるのが
魂の植民地化です。

外部からの刺激に対して最初に出てくる肉体本来の反応=「情動」を
発生させるのが「魂」です。

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本当の自分の声を感じ取ることの難しさ

平塚市の現市議会議員の江口友子さんの
ブログ「江口友子のまちある記」にある
素敵な記事を二つ紹介しておきます。

身体の声を聴く 家事編
ガンに効く!東大安冨歩教授の授業

外部規範の強い強制によって
本当の自分,魂にきっちりフタをされてしまっていて,
江口さんの体験されたように
体調が非常に悪くなってフタの強制力が弱まらないと
本当の自分の内なる声を感じ取ることもままならないところまで
私たちは追い詰められているのかもしれません。

内なる声を感じ取って動いていくのが
『論語』でいう「仁」なのですが
これを実現する方法は言葉や論理では表現しきれないなあ,
と感じます。

「仁」なる方向に行こうと思わないと
実現しないのは確かなのですが・・・。

安冨歩さんが言っている『合理的な神秘主義』
最もかもしれないと痛感させられます。

二つ目の記事の安冨歩さんの講義は次のリンク先でご覧になれます。
二つ目の記事で江口さんが講義で話されていたことの
エッセンスはまとめられていますが,
講義のほうも是非見てもらいたいですね。

■IWJ Independent Web Journal,
2013/07/18 【文化】社会を正しく機能させるために、必要なこととは何か? ~安冨歩先生の授業

※2015/4/5追記
同じく江口さんのブログで次の記事も
体の不調が自己欺瞞に気付かせてくれていることが書かれています。
選挙事務所はつくりません

安冨歩:合理的な神秘主義 -3-研究に人を向かわせる本当の背景とは

安冨歩さんの『合理的な神秘主義』を読んで感じたことの3回目です。
これで一区切り付けます。
-1-「研究は本来個人の感情や感覚から始まるもの」
-2-「合理性に絶対価値をおく研究の限界」

第二部 pp. 285–288の「才能のある子」の部分からです。

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安冨歩:合理的な神秘主義 -2-合理性に絶対価値をおく研究の限界

今回も安冨歩さんの『合理的な神秘主義』を読んで
感じたことを書いていきます。

前回の記事に書いたように,
研究の起点は個人の感情や感覚といった
合理性を超えた
ところにあります。

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安冨歩:合理的な神秘主義,青灯社 (2013) -1-研究は本来個人の感情や感覚から始まるもの

合理的な神秘主義』のとくに第二部以降は
研究に関わる方が読むと,自分のあり方を考えさせられると思います。
私がこの本を読んで感じたことを書いていきます。

この本で私が最も印象に残ったのは最後に掲載されている
探求の源泉の本質か書かれた部分です。
この本は「叢書 魂の脱植民地化」シリーズの1冊で
「刊行のことば」が巻末に書かれています。

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