タグ別アーカイブ: 役割

喜怒哀楽あらゆる感情や感覚は味わいたいから目の前に現れるし味わうのが役割

個人個人の価値観を当てはめると
「良いこと」「悪いこと」と分けたくなる出来事も,
本質はどちらも味わいたくて目の前に現れてくれている。

そして「いいなー」も「いやだなー」も味わうことが
一人一人の役割なのが次の田久保剛さんの語らいから伝わってくる。

弱点やできないことがたくさんあったって生き残れる

「これから生き残るには××が必要だ」
「……でないとこの先生きのこれない」
のような脅し文句はちまたにあふれていますが,
これには違和感を覚えます。

私はむしろ,
「弱点やできないことがたくさんあったって生き残れるよ」
と伝えたいです。

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なぜ失敗したのか,どうやってリカバリーするのかを提示しやすい世の中になりつつある

前回の失敗についての話の続きだが,
失敗した後のリカバリー方法を「提示」する場が
まだまだ少なすぎるんだろうな。

成功者の言葉はよく伝わるが,
失敗した者は口をつむぎがちだし,
他人に取り上げられることも少ない。

私は研究者キャリアの形成に失敗した人間だが,
失敗したからこそ伝えられることがある。
前回の内容は研究者として大成功した方が
発することはないだろう。

今はSNSがあるから失敗者も情報発信ができる。
昔だったら黙って消えていただけかもしれない。

こういう情報は同じ失敗が繰り返されないために有用なはずだ。
どうせ失敗するなら新たな失敗をして
新たな学びを得たほうがいいだろう。

こういう情報も失敗による破綻を回避する「成功法則」なので,
完全に一般化はできないが,
「失敗しても大丈夫そうだ」と思ってもらうのに
一役は買ってくれるはずだ。

具体的な方法も大事だけど,
失敗したら責められる,
自分はダメだとジャッジせねばならないという
認知パターンを変えるのがもっと大事だ。

ゆっくりが語る博士課程進学を決める前に提示したいこと Part7 あなたの性質や役割の傾向は何ですか?

Youtubeでご覧になりたい方はこちら↓です。
“ゆっくりが語る博士課程進学を決める前に提示したいこと

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「普通」になれないのは独特の性質を生かすため

「~すべき」「○○はダメ」という固定観念をたくさん守っているのが
”普通”と思われている人。

そして,固定観念が多いほど全部は守れなくなってくるから
そこから外れやすくなり,たたける点も増える。
だから厳しくなるんじゃないだろうか。

たとえば,働かない人間をたたきたくなるのは
「働くべき」という固定観念があるから。

「働いてもいいし,働かなくてもいい,その人の状況次第で識別すればいい」
と思っていたらたたける相手はいなくなる。

ほかにも,投資や不労所得が「普通」の人に忌み嫌われるのは
「普通」の人には「勤労所得だけで生活すべき」「楽して稼いではダメ」
「収入は安定させるべき」という
固定観念があるからだろうな。

労働者が労働者に厳しくて足を引っ張り合っている,
経営者や社会よりも
自分に近い人または自分をまずは責めてしまう話も
小飼弾さんの話には出てくる。
たとえばこちら↓

小飼弾のニコ論壇時評〜AlphaGo引退、SoftBankのIBM Watson活用にみるAIが作る未来〜,ニコニコニュース

余談だが,大学も上の立場の人ほど強く守られていて「甘い」。
研究プロジェクトに失敗したら
責任を取って下っ端の教員やポスドクをクビにします,
教授の立場は守ります,というのが今の大学。

本題に戻ると,不労所得が単純に楽とは決め付けられないし
不労所得でも勤労所得でもお金を稼いでいるのはどっちも同じなんだが……。

次の記事の「オトナは生存バイアスが大好き」のところも
普通っぽく見える人が大金を稼ぐのはけしからんけど,
特別な人が稼ぐのはOKとみなしているわけで,
”普通に見える人に最も厳しいのは自分が普通と思い込んでいる人”を
示していると思った。

「お金は汚い」などと不労所得を否定するオトナの言い分を代弁してみる,伴 OFFICIAL BLOG

固定観念から完全に自由になるのは無理だが
少しでも減らしたほうが自分も心穏やかになれるし,
状況に柔軟に対応した最適な行動がしやすいし,
この結果周囲も心穏やかにしたり
貢献したりすることもできるようになる。

ただ,普通でいるとたたかれやすくてしんどい思いをするのは
「普通でいるのをやめたら」という意識の深いところからの
メッセージなのかもしれない。

それに完璧に「普通」な人なんて多分いない。
固定観念からずれた独特な面を必ずもっている。
そして,この独特な性質があるから自分も周囲も学べるのであり,
その性質を生かすのが一人一人の役割
なんだと思う。

このような現状だから,
「あいつは”ちょっと”変だ」くらいに思われていたほうが周りは放置してくれて,
返って自分独特の性質を活かしながら生きやすいかもしれない。

普通だと思われていると「普通はずなのにこんなことするのはけしからん」
と言われてしまう。

でも程度が過ぎると警察を呼ばれてしまうかもなのでほどほどにはしないとね。

雇われるのをやめるのに必要なのはお金だけじゃない

雇われるのをやめるにはお金の蓄えも大事だけど,
自分の役割を感じ取って自分なりに考えて
行動に移せるようになっておくことも大事。
感性や感覚にフタをされた状態だとこれが難しい。

感性にフタをされないうちに
やばいと思ったらやりたいことが起動に乗っていなくても
雇われるのをやめるのは一つの手だ。

準備をしっかりしようと職場にとどまっているうちに
感性にフタをされてしまっては
やりたいことがいつまでたってもできなくなるかもしれない。

私が大学の教員をやめたのも
自己欺瞞をやめるためであって
一切の労働をやめるためではない。

一般的に「労働」と認識されやすいことに縛られずに,
自分なりの表現をしたり
広い意味で見た役割を果たすことは
こなしていきたいと思っている。

↓次のツイートも雇われるのやめる前の備えを考えるのに参考になる。

ゆっくりが語る心理・真理の話 21 生きる役割とは?

Youtubeでご覧になりたい方はこちら↓です。
“ゆっくりが語る心理・真理の話

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メンタルブロックにはまるのも私たちに必要な機能

次の田久保剛さんの解説を読んで
メンタルブロックに陥る瞬間も学びを得るために
必須のプロセスの一つであることが伝わってきた。

「メンタルブロック」は無い「ステップ」があるだけ,
無限なる本当の自分に出逢う道

行動のブロックになりそうな感情も,
その感情を味わうからこそできる学びや役割がある。
こういう感情に陥るのも必要な機能なのだろう。

たとえば「面倒」だからやらない,で終わらせることもできるが
(これでも面倒と感じることは終わる),
面倒なことを緩和する方法や手段を考えることにつなげることもできる。
こうやって生まれたものが生産性を上げてくれる。
「面倒」と思う機会も自然と消えてしまう。

メンタルブロック=悪,消さないといけないもの
と決めつけることはできない。
メンタルブロックに陥る瞬間にも何らかの意義があるのを心に止めておくこと,
ブロックにはまっている自分を客観していこうと感じた。

私自身次のようにメンタルブロックに関する
Kindle電子書籍(Unlimited対象)を書いているので
今回の内容はとくに印象に残った。