タグ別アーカイブ: 失敗

自分でない何者かになろうと思ってもなれない

社会的に失敗したと認識されやすい人のあり方をマネするのは
ダメだとわかりやすいからわざわざマネする人はあまりいません。

一方,社会的に成功したと認識されやすい人のあり方をマネするのは
いいはずのことだからとマネをしたい人がたくさん現れます。

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なぜ失敗したのか,どうやってリカバリーするのかを提示しやすい世の中になりつつある

前回の失敗についての話の続きだが,
失敗した後のリカバリー方法を「提示」する場が
まだまだ少なすぎるんだろうな。

成功者の言葉はよく伝わるが,
失敗した者は口をつむぎがちだし,
他人に取り上げられることも少ない。

私は研究者キャリアの形成に失敗した人間だが,
失敗したからこそ伝えられることがある。
前回の内容は研究者として大成功した方が
発することはないだろう。

今はSNSがあるから失敗者も情報発信ができる。
昔だったら黙って消えていただけかもしれない。

こういう情報は同じ失敗が繰り返されないために有用なはずだ。
どうせ失敗するなら新たな失敗をして
新たな学びを得たほうがいいだろう。

こういう情報も失敗による破綻を回避する「成功法則」なので,
完全に一般化はできないが,
「失敗しても大丈夫そうだ」と思ってもらうのに
一役は買ってくれるはずだ。

具体的な方法も大事だけど,
失敗したら責められる,
自分はダメだとジャッジせねばならないという
認知パターンを変えるのがもっと大事だ。

しくじっても生き残れるよ

しくじり先生』というテレビ番組があるが,
この最も素晴らしいところは
「しくじっても生き残れるよ」
というのを身をもって示している点にあると思う。
死んでたらテレビに出られないからね。

失敗から学べることを提示しているのも素晴らしいけど。
あと失敗した人間にも発言の機会を与えてくれているのもいいよね。

昔なら失敗した人間は黙って消えるしかなかったもん。

今はテレビじゃなくてもネットやSNSで
失敗した一般人も失敗からの学びを提示できる。

だから「~でないと生き残れない!」「生き残るには……すべき」
という脅し文句にはとても違和感を覚える。
特定の状況に合わせられなくて変化せざるをえない状態に
追い込まれることはあっても
「死にはしないよ」と思ってしまう。

失敗に罰を与えて切り捨てるのはもったいない

失敗したら罰を与えるというのが進んで行われているのが今の大学。

研究で失敗したら資金提供を打ち切ります。
連動して一部の人には責任を取ってクビになってもらいます。
クビになるのは立場の弱い若手研究者や事務補佐員です。

こんなんで失敗から学ぶ人を育てられるとは思えない……。
失敗した人は追い出されるから失敗からの学びも生かせない。

研究には失敗がつきものなのに失敗には罰が待っているので,
いかに失敗していないように”評価者には見える”
プレゼンや報告書を作るかが腕の見せ所になってしまうことも。

成功からも学べるし,失敗からも学べるんだけど,
後者のほうが学びが多いから失敗を封じちゃうと
研究成果の本当にいい部分も切り捨ててしまう可能性が高まってしまう。

成功と評価しやすい非常に狭い価値観に入る情報しか世に出なくなる。
これはすごくもったいないのではないか。

研究が相手にしている「真理」はそんな狭い価値観に入るかどうか
お構いなしに存在しているのだから。

成功する方法よりも上手に失敗する方法の提示が必要なのでは

成功するための本や情報は多いが,
失敗したけど大丈夫だった,
備えができた,リカバリーしたことが
書かれている本はあんまりない気がする。
目立たないからだろうか。

成功の話のほうが多くの人が
食いつきやすいのもあるだろう。

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自分の感性を働かせようとして失敗したら……

自分の感性を生かした行動をしましょう,
という話をこのブログでは何度もしていきています。

でも言いたいことは何となくわかるけど,
どうすればいいかわからない,
自分なりにやって失敗するのが怖い,
と思う方もいるでしょう。

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失敗してもいいし,試行錯誤してもいい,でもこれはなかなか理解しにくいこと

「試行錯誤してもいいよ」「失敗してもいいよ」
っていう経験ができる教育の場が少なすぎるんだよね。
学部の最終年度になっていきなり試行錯誤しろって言われても
戸惑うのは無理もない。

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「世の中甘くないからリスクをとるな」は正しいアドバイスなのか?

リスクをとった決断をされている方の文章を紹介しておきます。
根本的には20代かどうかも気にしなくていいんでしょうね。
安定と思い込んでいた殻の中から出たいと思えてしまって
行動にも移せてしまうなら年齢はどうでもいいと感じます。

■あんちゃ:25歳女、新卒で入社した会社を2年で退職しました。
まじまじぱーてぃー

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