タグ別アーカイブ: 生きるための論語

内田良:教育という病,光文社新書 (2015)

内田良さんの『教育という病』を今日は紹介します。

「子供のために」「教育のために」という
一見美しく見えやすい意図を隠れ蓑にして
大人の固定観念の押しつけやや「大人が」感動したいがために
子供が振り回されているなと本書を読んでみて感じました。

>>続きを読む

心地よいコミュニケーションの方法を感性で選ぼう

孔子の『論語』には「礼」という概念があります。
これはやりとりをしている人間同士が
自分本来の感覚を素直に出した状態で
心地よくコミュケーションができている状態を指します。

特定のマナーを守っているかどうかは別問題です。

「礼」を実践するには自分の感覚と相手の感覚を
大切にする必要があります。
適切なやりとりの方法を相手や状況に応じて
感性で感じ取ることが大事になります。

その実践方法を今風に書いたのが次の記事だと思いました。

■Chikirinの日記,
ビジネスコミュニケーションの「常識」に注意しましょう
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20150206

特定のスキルがあるとか,
ツールが使いこなせることは役には立ちますが
必要な手段を感じ取れることのほうが大事だと
感じさせてくれる内容です。

論語の理解を深めるには『生きるための論語』がお薦めです。
こちらの記事でも紹介しています。

「自由」とは「選択肢」が多いことなのか?

「自由」とは何か?
と聞かれたら何と答えますか?

「選択肢」の多さをイメージする人もいるでしょう。
しかし,これは本当に正しいのでしょうか?

>>続きを読む

利益は目的にはならない?

次の記事や

ジニーフレーム公式開発ブログ,しくみで儲ける

安冨歩さんの『生きるための論語』第8章5節を読んでいて,

よほど儲けることが好きな人以外は
利益そのものは本当の目的にはならない

というのに共感します。

>>続きを読む

『論語』の「中庸」の意味は”ほどほどに”ではない

安冨歩さんの『生きるための論語』を読んでいていると
ろくに論語を理解できていなかったな,
と気付きの連続です。

そのなかでもとくに「中庸」の捉え方は印象に残りました。

>>続きを読む