論文作成動画講座 第1回 論文の書き方をなぜ学ぶのか?【改訂版】
ゆっくりが論文の書き方を教えるよ
第1回 論文の書き方をなぜ学ぶのか?
(Youtubeもニコニコ動画も内容は同じです)
最後にもう一度6章「わたしの好きなこと」の詩のフレーズで
印象に残ったものを取り上げておきます。
「知りたいことは何もない 知りたいはずのことを知る」
の一節です。
数値流体力学(Computational Fluid Dynamics, CFD)
シミュレーションソフトの一つに
ANSYS®に入っているFLUENTがあります。
汎用性が高いソフトではあるのですが,
アカデミック版でも最低年間50万円以上
ラインセンス料がかかります。
学生さんが個人で手を出すのはまず無理な価格です。
シミュレーションを効率化するために
計算条件を少しずつ変えて同時に実行したいこともあるでしょうが,
一度に起動できるソフト数を増やすと
ライセンス料はさらに増えていきます。
50万円+消費税は一つしか起動できない
アカデミック版年間ライセンスの価格です。
起動数5で90万円+消費税になります。
起動数25で150万円+消費税になります。
(価格は2014年9月の見積もりによるもの,
企業が契約するともっとかかります)
買取の永久ライセンスもありますが,
年間契約の2倍の価格で購入し,年間保守費は毎年払う必要があります。
年間保守費は年間ライセンス料の0.4倍です。
しかし2015年9月にANSYS Studentという
学生向けの無料パッケージが出ました。
ダウンロードはこちらからできます。
上記リンク先の製品データシートによると,
12ヶ月の期間限定のようで,
メッシュ数の上限は512,000と制限されますが
これだけあればある程度の規模のCFDシミュレーションはできます。
自作の参考資料(PDFファイル)もあるので
ご興味があればどうぞ。
こちらも無料です。
■CFD の理論とANSYS利用法の基本
坂爪圭吾さんの以下のツイートを読んで,今の教育は
自分自身ではダメ,自分独自の性質には価値がなくて
外からの情報を取り込んでそれに合わせないと
自分は社会に通用するようになれない
と学生さんに認識し続けさせるものになっているな
と感じました。
自分のままで通用させるにはどうすればいいか?
これを考えられるような教育をしていきたいと
思いました。
すぐに具体的な指示を出すくせがまだまだ抜けないので
学生さんに考えさせる,
学生さんの案を受け入れる
(どうしても必要なときだけ助言する,
または「あくまで提示しているだけ」というのを強調して提示する)
というのをもっとしていこうと考えています。
誰にも好かれていない自分には価値がない。自分に価値を与えるためには、誰かに好かれる必要がある。金を生み出すことができていない自分には価値がない。正社員の自分には価値があるけれど、無職の自分には価値がない、など、自分の価値を自分以外の何かで測ろうとする態度は大嘘だと思う。
— 坂爪圭吾 (@KeigoSakatsume) 2015, 9月 7
何処かのタイミングで「自分のままでは通用しない」と思い込まされてしまう瞬間があって、その瞬間から自分以外の何かを外側に装着したり、自分の内側にインストールしてしまうことがあるけれど、でも、ほんとうは『自分のままでいなければ通用しない』ように世の中は出来ているのだと思う。 — 坂爪圭吾 (@KeigoSakatsume) 2015, 9月 5
Kindle電子書籍『Stylebook わかってもらえる論文の書き方』を改訂しました。
論理的に表現できればすべて解決,
とはいかないことを追記しています。