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心地よいコミュニケーションの方法を感性で選ぼう

孔子の『論語』には「礼」という概念があります。
これはやりとりをしている人間同士が
自分本来の感覚を素直に出した状態で
心地よくコミュケーションができている状態を指します。

特定のマナーを守っているかどうかは別問題です。

「礼」を実践するには自分の感覚と相手の感覚を
大切にする必要があります。
適切なやりとりの方法を相手や状況に応じて
感性で感じ取ることが大事になります。

その実践方法を今風に書いたのが次の記事だと思いました。

■Chikirinの日記,
ビジネスコミュニケーションの「常識」に注意しましょう
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20150206

特定のスキルがあるとか,
ツールが使いこなせることは役には立ちますが
必要な手段を感じ取れることのほうが大事だと
感じさせてくれる内容です。

論語の理解を深めるには『生きるための論語』がお薦めです。
こちらの記事でも紹介しています。

感性の生かし方,伸ばし方が固定化できない

論理的な表現にする方法は言葉にしやすいのですが
『Stylebook』でも表現しています),
感性を有効に使う方法,能力を伸ばす方法は
論理的に言葉にしきれないのが
難しいところです・・・。

論理的な表現,考え方はいろいろな本もありますし,
検証されてきています。
論理の生かし方は人による違いもそれほどないでしょう。

一方,感性の生かし方は人にって差が大きいと感じます。

「~すべき」と他人が断定した時点で
個人独自の感性を生かすことを
制限することにもなりえます。

各自が
こうすると喜びが得られるのではないか?
あのやり方だとエネルギーが乗りやすいのでは?
仮説を立てて試していくことが必要なのだと思います。

ただ,こうなると喜びを感じやすいとわかっても
あくまでそれは目安であり,一例のようなものであって,
これ以外はダメというわけではありませんし,
この状態になっていない自分を責める必要もありません。

ある程度感性の生かし方を特定できても,
言葉で完全に固定化できないのも
事実なのかもしれません。

論文作成動画講座 番外編5 論理と感性の両方が大切


Youtubeとニコニコ動画でタイトルは違いますが内容は同じです。
お好きなほうからどうぞ。

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テロップの文字とふちの色選び

私は人格タイプの傾向が強くて感性よりも論理が出やすいので,
感性が強く問われる色の組み合わせの選択を
意識的に気をつける必要性が高いです。

少し前に動画をアップして妻が見たところ
テロップの色使いがなっていないと
妻に言われてしまいました。
妻は霊媒タイプです。
(>>人格タイプ・霊媒タイプの詳細は
人間の魅力を引き出すには?」にあります)

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論理的に表現することが必要でもその気になれないときは

修論や卒論のまとめの時期になると
要旨や発表,そして論文そのもので
自分のやってきたことを論理的にまとめることになります。

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大学の研究室で教える必要が本当にあるのは?

あくまで私自身の感覚ですが,
大学の研究室で教える必要があるのは

  • 本人が元来もっている感覚で「仁」の学習サイクルを回すことの大切さ
  • このサイクルを阻害するものとそれを避ける方法
  • 自分が感性と論理のどちらが出やすいか,出にくいほうを補うこと

そして,

  • 必要に応じて文章やプレゼンといった表現のスキルを少々
  • 実験やシミュレーションのスキルを少々

じゃないかと思います。

「そして」の前が「主」で
後に書いたのが「従」です(だからあくまで「必要に応じて」「少々」)。

自分も周囲の人も本来もっている感覚を活かすような
行動を促せるように少しずつでもしていきたいですね。