安冨歩さんの本は何度も紹介していますが,
今年出た本をまた取り上げます。
印象に残った部分どう感じたかを記しておきます。
今回は「第3章 メディアを通じて」に出てくる
差別や立場主義に関連した内容を読んで感じたことです。
前回紹介した『ドラッカーと論語』の内容と
今までこのブログで紹介してきた教材が関連していると感じます。
今日はそれを挙げていきます。
次の記事を読んで,
人間という器を使っている時点で
人間は皆視野が限られているという認識くらいでいるのが
ちょうどいいのかなと思いました。
■イケダハヤト:「視野が狭い」なんて指摘は気にしないでOK,
まだ東京で消耗してるの?
http://www.ikedahayato.com/20150929/42687941.html
『奇跡講座』を読んでいくと
「攻撃」が幻想であることが何度も出てきます。
『奇跡講座』(ヘレン シャックマン,中央アート出版社)や
『黎明』(葦原瑞穂,太陽出版)には
「生きがい」という言葉は出てこない気がします。
確かにこれもわけのわからない言葉です……。
生を受けている時点で意味があるのだから
生きがいの有無を判断できると
思い込んでいること自体が
おかしなことなのかもしれません。
ここで「意味」と書いていますが,
人間の限られた視野からくる価値観で
「これは意味がある」と判断できる
範囲内の「意味」ではありません。
論理的だと感じやすい言葉で
表現されるようなものでもないのでしょう。
言葉で表現しきれるような「意味」でも「判断」でもないことが
これらの書籍を読むとわかるようになってきます。
「生きがい」を感じていないと思い込むのも幻想だし,
これは生きがいを感じられる行動だ判断しているのも
幻想だと思いました。