タグ別アーカイブ: 他力

雇止めにあって職と住まいを失ったらどうするかー結果の原因に自己責任の面があっても他力に頼っていい

新元号が発表されたり
研究職の方にとっては気にせずにはいられない
科研費の採択の通知があったりと
今日は新たな年度や時代に向けた前向きな話題が
優勢になりがちだと思います。

その一方で,研究職に限らず雇止めで無職,
さらには職員宿舎も追い出されて
住む場所も失った方もいるかもしれません。

少しで金銭的な負担を減らすため
奨学金返済猶予や社会保険などの
公的な手続きは早めに済ませましょう。
次の動画の解説がお役に立てるかもしれません。

職を失った原因には自己責任の面はあるでしょうが,
他力に頼ってはいけないわけではありません。

家族や友人が無理なら役所の福祉課やNPO何でもいいです。
自力では無理だと思ったら迷わず他力を求めてください。

たとえばこういうガイドもあります。もちろん無料です。
路上脱出・生活SOSガイド,ビッグイシュー基金

私自身大学教員の職を失って2年になりますが,
ホームレスになっていないのは他力のおかげだと思います。

雇止めで住所も失う可能性のある状態で働いている人は,
窮地でないうちからここに載せたような情報を知っておくのが
リスクヘッジになります。

自力を使うときか他力に委ねるときか感じ取ろう

特定の成功法則はだれにもいつでも
固定化して当てはまるわけではない。

「他力」に委ねるときがあってもいいだが,
他人任せにしすぎてうまくいかなければ
自分なりに考えてみる,
自分の感覚を信じてやってみるといいかもしれない。

「自力」を生かそうとするのが悪いわけではないし,
むしろ必須といってもいいのだか,
「自力」に執着しすぎてうまくいかなければ
他力に委ねる範囲を広げることを試してみると
いい状況かもしれない。

こちらのfacebookポストも参考になる。

固定観念から自由になるには「他力」が必要

家庭・学校・職場・地域,放っておくと自分が所属する
組織の固定観念に縛られてしまう。

「固定観念に縛縛られなくていいよ」という言葉は
嘘ではないが言葉だけでは効果が薄いんだろうな。

固定観念からの縛りの影響が少ない人に
職場の外で触れる機会があったから
新たな一歩を踏み出そうと思えたのだと思う。
「他力」は偉大だ。

また,強烈に縛ってきてひどく苦しめてくる人のおかげで
固定観念を手放さざるえない状況に追い込まれることもある。
これも「他力」による固定観念からの開放だ。

そんなことを次のツイートから思った。

何かをやめるのも「自力」だけでは難しい+任期制雇用について思ったこと

今日は最後の出勤日。

うまくいっていないとわかっていることでも
続けてきたことを「自力」だけでやめるのは難しい。

やめるのにも「他力」の働きは大きいと思う。

窮地に陥いる,経済的に破綻するといったことで
やめることに追い込まれる事例はたくさんあるが,
これもやめさせるために起きてくれているのかもしれない。

任期制は常に善とは言わないが,
定年まで職が保証されていたら
ダラダラと今の仕事を続けてしまったかもしれない。
自分の役割を「識別」する機会を
任期制は与えてくれる利点はある。

ついでに任期制での雇用について
思ったことを書いておく。

数年の任期だと着任した直後から
もう次の勤め先を探すモードになってしまう。

雇う側からすると気に食わなければ
すぐにクビを切れる利点はあるかもしれないが,
働き手は今の職場に集中し切れないので,
働き手の能力を十分に引き出せない可能性も高い。

さらにこんなモードになっている上に,
雇われる側は任期満了まで勤める義務はないので,
条件がよりいいところが見つかれば移られてしまうリスクもある。

任期制にするのは
クビを切りやすいようにしたいからで,
人を雇いたくないからとはかぎらない。
雇う側も頻繁に採用活動をしないといけない。

だから任期制は雇う側に有利に見えるが必ずしもそうでもない。

もちろん,任期制は雇われる側もかなり精神を消耗する。

共同研究していた海外のポスドクさんが
一般企業に就職して出て行ったときに,
短い任期で働くのはきついと言っていた。

終身雇用が当たり前でない海外の人でも
職場を転々とするのは
できれば避けたいと思ってるんだな,
と感じた出来事だった。

分けるからわかる部分もあるけど,同時に分けるからわからないことも出てくる

研究にかぎらず論理,筋道,ストーリーを組み立てることは
話の範囲を区切る,分けることでもあります。
数値計算のモデル化も引き算の科学といってもいいです。
範囲が絞られることで理解がしやすくなる面があるのは確かです。

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風が吹けば桶屋が儲かる

昨日のお昼くらいから急にニコニコ動画の
論文作成動画講座の1回目の再生数が増え続けています。
多分,ベッキー→離婚届を卒論になぞらえる,
の流れでたどり着いたのでしょう。

yukkuri-01-sotsuron(画像をクリックするとニコニコ動画に飛びます)

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ドラッカー・論語・田久保剛さんのメールセミナー・黎明・奇跡講座

前回紹介した『ドラッカーと論語』の内容と
今までこのブログで紹介してきた教材が関連していると感じます。
今日はそれを挙げていきます。

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「自力」と「他力」も「自我意識」と「普遍意識」も区別は明確ではない

「自力」と「他力」も区別は明確ではない話が
安冨歩さんの今年の大谷大学での集中講義に出てきます。
(講義の録画はこちらで見られます,
2日目午後の講義の部分がとくに関連します)

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「無責任=マイナス」という幻想

「無責任」と聞くとマイナスイメージをしがちですが,
「責任」(と思い込んでいること)の幻想を手放すと
次の坂爪さんのようなツイートになりそうです。

これらのテーマに固定的な答えはなくて,
一人一人がやったほうがよいと感じたことを
すればいいじゃないのかなと思います。

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