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政府が税金を使った額以上の効果が世間に現れる「乗数効果」はもっと知られてもいい
次のツイートを読んで「乗数効果」も
国民の理解がもっと広まっていい概念だと感じた。
たとえば税金で土木工事をするとお金が消滅するわけでもないし,
建設業者の懐に入っておしまいでもない。
消費税上げるくらいなら、政策として固定資産税を値上げするほうがマシだと思う。固定資産税を上げても金巡り(乗数効果)の阻害をしない。
理想論はGDP上げて、所得が増えて
余剰マネーが不動産に向かって値上がりして
固定資産税が増えて税収UPみたいなのが良いと思う。先進国はこれやろ。— 木下洋介 (@yosuke_kinosita) 2017年10月15日
失敗してもいい→試行錯誤できる→最後には成功する可能性が生まれる
デフレ下で奨学金という名の借金を背負うリスクは見かけの金利よりも大きい
奨学金という名の借金を背負って大学に行くリスキーさが増しているのは
デフレのせいでもある。
無利子の借金だとしてもデフレの分だけ実質金利がかかってしまう。
たとえば,メロンパン1個100円で買える世の中で100円の借金をすると,
メロンパン1個分相当だが,デフレが進んで1個50円になってしまうと
無利子でもメロンパン2個分の借金になってしまう。
借金は実質金利(表面金利-インフレ率or表面金利+デフレ率)で考えるのが重要。
表面金利が0ならよいというわけではないのだ。
一方で表面金利がプラスでも実質金利がマイナスなら,
どんどん借金したほうがいいことになる。
また,銀行の普通預金に預けても利子が付かないから
別のものに投資しようというのはよくある文言だが,
デフレ下では名目金利が0でも
デフレの分実質は利子がついているようなものだ。
投資の才能がない,投資に興味がないなら,
デフレ下では普通預金または1年程度の定期預金で放っておくのは
実践コストも低くて悪くない方法だったりする。
住民税の支払いは後から来るのでその分は負債を抱えているのと同じ
借金があるからお金も存在する
借金でお金が発生する
→同時に利子も発生する
これを回し続けるにはさらにお金の発生が必要
(これを経済成長とよぶ)
→だから別の借金が必要になる
→また利子が発生する
(利子の返済は増えていくから利子返済のための労働も苛烈になっていく)
……借金と経済成長に依存するかぎりこの無限ループ
このサイクルはお金の総量が増え続けることで維持されるので
インフレ(お金の価値が下がり続ける)になるのが自然なのですが,
借金で生じたお金が大量に蓄えられてしまっているために
現在はデフレになっています。
お金の回りも悪くなるので借金返済も困難になります。
でも,お金を十分に蓄えている側にとっては
お金の価値が上がるデフレのほうが都合がいいですし,
お金を持っている人は社会に与える力も大きいことが多いので
この傾向は簡単に止まりそうにありません。
ただインフレでないと維持できないシステムを
無理やりデフレにしているので
ゆがみはすでにたくさん生じています。
ブラック企業が増えているのもこの顕れの一つでしょう。
このままこれがずっと続くとも思えません。
あとこのシステムの本質がわかると
「お金は価値との交換」
「お金を稼ぐには価値を提供しなくてはならない」
というのも幻想だとわかります。
借金がなくなったらお金は消えてしまいますから。
奨学金を借りて後で働いてキャッシュを回収するビジネスモデル
お金が発生し流通する根本原理
次の記事を読んで感じたことをメモしておきます。
私たちは普段当たり前のようにお金を使っていますが,
お金が根本的にはどこから生じているかというのは
意外と教わったことも考えたこともないのではないでしょうか。
■三橋貴明,新生紀のビッグブラザーへ
おカネの話(前編)
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12010409092.html