先週末東京の練馬までCTPeak 田久保剛さんの
『「本当の自分」ナビゲーションセミナー』
に行ってきました。
そのときに得た学びや感じたことをまとめておきます。
タグ別アーカイブ: マイナス感情
真理や心理学を学ぶとマイナス感情が生じなくなるのではなく,マイナス感情に巻き込まれない方法がわかるようになる
なくても構わないことはたくさんある
固定観念を外していくと
「…でなくても構わない」ことはたくさんあります。
- 他人に迷惑をかけても構わない,
自立していると認識しやすい状態でなくても構わない
(もう少しソフトに言うと,他人に助けてもらっても構わない) - 他人と無理につながらなくても構わない
- マイナス感情になる瞬間があっても構わない
- 勇気がなくたって構わない
- 行動できないときがあったって構わない
- すぐに決められないことがあったって構わない
- 伝えたいことが伝わらなくても構わない
- 他人と自分の考えや感性が同じでなくても構わない
- 理屈・論理・合理的な理由(言葉として表現できる理由)がなくなって動いて構わない
■参考
坂詰圭吾:【KIJ-ロンドン】「他人に迷惑をかけてはいけない」という嘘。いばや通信
http://ibaya.hatenablog.com/entry/2015/06/25/095930
重苦しい気持ちがあるから心地よく満たされた感覚も認識できる
これはおかしいんじゃないか,
心の奥の声はやりたくない,
こういうことに取り組まなくてはならないときに
胸の奥にとても重いものを感じることがあります。
固定観念に縛られているから
このような状況に追い込まれるわけですが…。
これは『論語』の「仁」や「忠」の状態でもないですね。
(論語の基本構造からいくと「仁」「仁でない」を
識別していく過程が学習にはなっています)
マイナス感情とかいったするものの一つでしょうか。
一般には避けるべき,切り替えるべきと言われてしまう状態です。
でも,この感覚があるからこそ,
自分が心地よかった瞬間,自分が活かされている瞬間はこうだったな
とわかる気がします。
こう考えると重苦しい感覚も心地よい満たされた感覚も
必要なものだし,両方を感じ取れることが完全性なのかもしれません。
犬飼ターボ:DREAM,飛鳥新社 (2007)
TAO塾フォローアップセミナー:facebookの分からないを解決する
多田文明:クリックしたらこうなった,メディアファクトリー (2009)
「精神衛生管理に関連した昔話(後編)」を読んで
Pentaroの日記「精神衛生管理に関連した昔話(後編)」
http://d.hatena.ne.jp/Pentaro/20130307/1362713839
を読んだ個人的な気付きをまたシェアしておきます。
人間は完全でメンタルも本当は強いのですが,
この「強さ」というのは,マイナス感情になっても
戻ってくれるという「強さ」だと思います。
「しなやかさ」と言ってもいいですね。
マイナス感情にならない
(そんなのは無理なので「マイナス感情を見ようとしない」
ようにしていることになる),
というのを「強さ」と考えてそこをひたすら求めると
自分にも他人にもつらく当たることになんじゃないかな
と思います。
また,この記事を読んで人それぞれ使命があるんだなと再認識しました。
この方は人間のメンタルケアの大切さを,
とくにアカデミアの世界の人間に訴えかけてくれています。
アカデミアの人間は形にはまろうとしすぎるところが確かにあるので,
自分も学生さんも気をつけないといけないなと感じました。
論文作成動画講座の第3回の終わりのほうでも少し感情の起伏にふれています。