年末年始の休みも終わってそろそろ大学も再開するころでしょう。
そして卒業論文・修士論文・博士論文の仕上げの時期にもなります。
論文では先人の生み出した結果・考察・統計資料を元に
自分の研究内容に展開することがほとんどなので
とくに論文の導入部分では他者の著作物を
参考,または引用することになります。
前回に続いて論文の図表に関する説明文の書き方で
気をつける点をおさらいをしておく。
このブログでは動画で『論文の書き方講座』を公開してきましたし,
文章の書き方を学ぶのに役立つ書籍も多数紹介してきました。
これまでのまとめも兼ねて主に論文・レポート・報告書を対象にした
文書の作り方を学ぶための本を10冊挙げてみます。
文章を書くのを支えることも視野に入れているので
文章の書き方以外の本も含んでいます。
研究の論文では過去の研究・事例を引用することは大切ですし,
インターネットでだれもが簡単に情報発信できる世の中なので
著作権の理解の重要性は増してきています。
でも,なかなか著作権について体系的に学ぶ機会がないのも現状です。
『今日紹介する18歳の著作権』は
日常でふれそうな対象から著作権の様々な観点を学ぶことができます。
著作権法の文面は理解しにくいですし,
この文面だけでは問題ない使い方かどうかの厳密な線引きが
必ずしもできないため具体例とともに学ぶのが必要になります。
このブログではわかってもらいやすい
論文の書き方やプレゼンの方法を扱ってきました。
たとえば
「段落内の文と文のつながりをよくする」
「論理的な文章にするには?」
「伝わるプレゼンをするために必要なことのまとめ」
です。
以前『ことばのハンドブック 第2版』を紹介した
出版元のNHK放送研究所はWebサイトで
放送に使う言葉の解説をしています。
放送や話し言葉を主な対象にはしていますが,
いくつか読んでみて論文を書くときにも
当てはまることが多いと感じました。