おとといと昨日の記事に続いて
小石川真実さんの『親という名の暴力』を取り上げます。
本書を読むと小石川さんの両親への憎しみや恨みが
強く伝わってきます。
これらは一般にはマイナス感情で避けるべきと思われているでしょうし,
「親を憎むなんておかしい」
「育ててもらった親を憎むなんてひどい子供だ」
と思う方もいるでしょう。
今日紹介する『親という名の暴力』は,
人間が本来もつ感覚を否定し,外部規範を押し付ける
モラルハラスメントが実際にどのように行われるのか,
それを受けた人の精神にどんな影響が出るかが
克明に書かれています。