■パチンコなんかクズがやることだよ。,ナリ心理学
を読んで感じたことを書いておきます。
自分は役に立っているんだとことさらに強調したくなるのは
そう思えることが自分にくっついていないと
価値がないんじゃないと自分に不安があるからです。
役に立つと判断されやすいこと(しかも大抵これに「すぐに」も付いてくる)を
している人”だけ”を素晴らしいと考える「価値観」「固定観念」に
囚われているともいえます。
特定の価値観からみて”役に立つ”と判断できる範囲に入るために
この世の生命・物は存在しているの?
というそもそもの疑問もあります。
役に立つかどうかは主観で変わりますし,
「すぐに役に立たない=今後もずっと役に立たない」でもありません。
「(すぐに)役に立つことを論理的に説明できない研究はやっちゃダメ」
っていう雰囲気は工学系だからというのもあるけど強く感じます。
研究の根本的要求は,不思議に思ったことを探求したいという
「興味や好奇心を満たすこと」,要は娯楽も多いはずなのですが……。
娯楽要素を禁じると,研究に対するモチベーションや
独特な発想をつぶしてしまう可能性もあります。
娯楽としての研究はダメ,
なんて決め付けられないんじゃないかな。