タグ別アーカイブ: 境界

仕事と遊びの境界がなくなっていく

分離意識からくる幻想は,私たちは欠けていて不完全な存在だと思い込ませますし
(この不完全さを埋めるために自分の外からくる固定観念に依存してしまう),
ハラスメント・暴力・争いといった「攻撃」による痛みを私たちに感じさせます。

この痛みは普遍意識を思い出すことを促してくれていると思います。
分離ではなくつながり,全体を意識することの大切さを……。
(全部がつながっているという前提に立つと,
「切り離された何か」を「攻撃」することは不可能になります,
切り離すことなんてできないのですから)

次の記事の考え方も共感するところが私にはあります。
「エンターテイメント」と「学びや仕事」の境界も
取っぱらっていくのがいいんだろうなと感じています。

英語を学習できるソーシャルゲームの作り方,しっきーのブログ

遊びをお金にすることは
Youtube・ニコニコ動画・ブログ・クラウドファンディングなどで
可能になってきています。
遊びと仕事を切り分けるのに意味はなくなっていくのかもしれません。

現状の価値観で仕事と思いやすいことをすること=貢献
という限られた視野も広がるでしょう。

現状では仕事とはみなされていない形の貢献が増えることは
世の中が豊かになることにもつながります。

貢献とはこうあるべきという固定観念や魂へのフタもなくなっていきます。
すると固定観念に従うことからくる我慢がなくなって
自分に素直に出せる喜びや満足感が広がります。
自分が楽しんで心穏やかでいることは
世の中から「攻撃」という幻想を減らし,
全体を調和させることにもつながります。

まとめると,境界や分離を手放せば
自分の性質にOKが出せるようになるし,
その性質を表に出す覚悟や勇気も湧いてしまうだろうし,
結果として性質を素直に生かせるようになるし,
自分の内面も平和になる
ということです。
おまけで何らかの評価とか,現状で成功とか言われていることは
ついてくるかもしれません。

原因→結果と区切れるとは限らない

次の記事を読むと原因と結果は分離して存在しているというのも
思い込みというか幻想なんだろうなと思います。

■八木仁平:「続けたから結果が出ました」に騙されるな!結果が出たから続けられるという真実。
http://www.jimpei.net/entry/kekka

>>続きを読む

竹内薫:一年は、なぜ年々速くなるのか,青春出版社 (2008)

題名に惹かれて読んでみたのですが,
このタイトルの問いの明確な答えは本書にはありません。
答えとなる仮説が示されています。
人間の感覚・感性を捉えるのはそれだけ難しいのだと思います。
いわゆる科学的な手法で答えにたどり着けるかも疑問です。

本書を読んで個人的に面白い感じたのは,
この問いの答えについての説明よりも
時間と空間の認識が脳によって
もたらされているに過ぎないことについてでした。

>>続きを読む