タグ別アーカイブ: スラグ流

製品開発学 Part 2 マイクロリアクターの特徴概要・層流の活用

Youtubeならこちら↓。

この講義の動画再生リスト(Youtube)

東北大学大学院工学研究科の講義『製品開発学』の
2014年度第7回の音声にスライド画像を載せた動画です。

Part 2ではマイクロリアクターの特徴の概要と
層流の活用例を話しています。

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この1年の統計:動画編

ブログと同じ時期にYoutubeとニコニコで
動画のアップも始めました。

3月9日午前9時ちょうど時点での
それぞれの再生数上位10件ずつを挙げておきます。

復習にも役立つと思います。

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ナンバリングアップを実現するマイクロリアクター

マイクロリアクターとは」の記事中で,
一つの微小な流路では処理量が稼ぎにくいので
ナンバリングアップ(並列化)で対応するということを書いています。

この概念を実現しているマイクロリアクターの例として
神戸製鋼株式会社のSMCR®
(Stacked Multi-Channel Reactor,積層型多流路反応器)
があります。

各プレート内に並列に流路がある上に,
プレートを集積することでも並列数を増やせるようになっています。

一つのリアクター内で流路数を増やす方法を
Internal Numbering-up
リアクター自体を並列する方法を
External Numbering-upとよぶことがあります。

また,当ブログでも紹介している
スラグ流を伴う操作にも利用できます。
SMCR®内のスラグ流の動画も上記リンクに掲載されています。

ナンバリングアップの概念を使った
マイクロリアクターの論文の例をいくつか挙げておきます。

  • M. Al-Rawashdeh, F. Yu, T.A. Nijhuis, E.V. Rebrov, V. Hessel, J.C. Schouten
    “Numbered-up gas–liquid micro/milli channels reactor with modular flow distributor”
    Chemical Engineering Journal, 207–208, 645–655 (2012)
    doi: 10.1016/j.cej.2012.07.028
  • M.N. Kashid, A. Gupta, A. Renken, L. Kiwi-Minsker
    “Numbering-up and mass transfer studies of liquid–liquid two-phase microstructured reactors”
    Chemical Engineering Journal, 158, 233–240 (2010)
    doi: 10.1016/j.cej.2010.01.020
  • Osamu Tonomura, Takayuki Tominari, Manabu Kano, Shinji Hasebe
    “Operation policy for micro chemical plants with external numbering-up structure”
    Chemical Engineering Journal, 135S, S131–S137 (2008)
    doi: 10.1016/j.cej.2007.07.006

ブログ内参考記事「スラグ流とは

スラグ流可視化動画

新しく買ったデジカメのテストも兼ねて
スラグ流の動画を撮ってみました。
少し解説もしています。

Youtubeとニコニコ動画で内容は同じです。
お好きなほうからどうぞ。

Youtube

ニコニコ動画

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スラグ流とは

マイクロ流路の特徴(「マイクロリアクターとは」を参照)を
活かした流体・反応操作の一つとして,
マイクロ流路内に混相流を形成させることが挙げられます。
その例として,下の写真のような異なる相の流体が交互に流れる
気液または液液スラグ流をここでは紹介します。

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