平成25年7月1日から,改正国立国会図書館法によって
私人が出版したオンライン資料も収集・保存の対象になりました。
無料で公開しているPDFや電子書籍(EPUB)が対象です。
■オンライン資料収集制度(eデポ)
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/online/index.html
オンライン資料の自動収集を申請するのは次のリンクからできます。
■オンライン資料の自動収集申出フォーム
https://www.dl.ndl.go.jp/online/infoTransmit
このサイトの自作テキストのページに公開しているものも
いくつか申請してみました。
早ければその日のうちに収集対象かどうかの返答がきます。
申請して収集対象と判定されたのは次の五つです。
全体の長さも合わせて記しておきます。すべてA4サイズです。
本文の最初に目次は付けています。奥付はないものもあります。
- 実験テキスト(マイクロ化学関連)(34ページ)
- CFDシミュレーションテキスト(78ページ)
- 論文の投稿・博士論文審査・博士論文作成について(43ページ)
- Stylebookわかりやすい論文の書き方(76ページ)
- WordからのKindle電子書籍の作り方(54ページ)
納入義務の対象から除外される「簡易なもの」と返答があったのは
以下のものです。
簡単な講義資料を集めたものや
PowerPointのスライドをPDFにしただけのものは対象外のようです。
- 製品開発学 2012年度第5回(53ページ)
- 製品開発学 2012年度第9回(前半)(31ページ)
- マイクロ化学プロセスで大切な物質収支式と無次元数の導出(16ページ)
- 基礎情報処理演習テキスト(2009年度前半)(26ページ)
以上のように講義資料は概ね対象外ですが
長文のテキストは個人が公開しているものでも
収集対象になることがわかりました。
次のリンクで検索するとどんな資料が保存されているか検索できます。
ただし閲覧は国会図書館のみです。
Webサイトも保存されているので大学の教員の紹介ページもヒットします。
自分の名前で検索したらいくつか引っ掛かりました。
■国立国会図書館,インターネット資料収集保存事業
http://warp.da.ndl.go.jp/search/
こちらでは電子書籍・電子雑誌の検索ができます。
こちらはPDFファイルをダウンロードして閲覧できます。
■国立国会図書館デジタルコレクション
http://dl.ndl.go.jp/#internet